参照項目は、データベース上の別の項目への参照(別名)であるような項目です。項目の型を参照に指定された項目は、その参照先で指定された項目を参照します。つまり、参照元と参照先の項目は常に同じ値を持ち、片方を書き換えるともう片方も書き換わって見えます。この機能の典型的な使いかたは、外部キーと組み合わせて表引きを実現することです。
参照先に指定した位置がテーブルの子項目や子孫であるような場合は、テーブルのどのレコードの子項目を参照先とするのか決めなければなりません。そのために参照項目には制約の設定項目があります。この設定項目は複数のエントリを持つことがあり、各エントリは参照先を確定するのに必要なテーブルのキー項目に対応しています。それぞれのキー項目について、そのキー項目を指すような外部キー項目を参照項目の兄弟項目から一つ選んでセレクタ項目に指定しなければなりません。これを全てのエントリについて指定しなければ、参照項目は機能しません。
例としてデータベースが外部キーの例と同じ状態にあるとします。それに加えてテーブル「会員情報」に参照項目「料金」を作ることにします。その参照項目の参照先は、テーブル「コース」の「料金」項目にします。

この状態で適用ボタンをクリックすると、参照先に必要となる制約のエントリが作成されます。

この例では、「コース」テーブルの「コース名」を指す外部キー項目が、(作成中の)参照項目の兄弟項目にちょうど一つあるため、それがセレクタ項目として自動的に選ばれています。これがもし複数個の候補があるならばセレクタ項目を手動で指定する必要があります。逆にもし候補がまったく無い場合は参照項目が構成できませんので、その候補となるような外部キー項目(キーの参照先を指すような外部キー項目)を、作ろうとしている参照項目の兄弟に作ってやらなければなりません。

参照項目が構成されると、「会員情報」テーブルの参照項目「料金」の値は、「コース」テーブルの「料金」項目から表引きされて自動的に決まります。

ここで「利用コース」を変えて適用をクリックすると、参照項目「料金」の値も変化します。

参照項目の値は参照先に常に追従し、参照先の値が書き換わった場合には参照項目の値も変化します。一方、常に追従するのではなく、ある時点(例えばデータ作成時)の表引きした値を記録するような項目を作りたいこともあります。そのような項目を作るには、単純型項目を作り、入力方法として計算を選び、計算式で対象のテーブルから表引きするようなスクリプトを書くことによって実現できます。将来のリリースでは、これをスクリプトを使わずに実現する方法を用意する予定です。